こんばんは。
TORISです。
固定資産の償却方法について
今日も8時に出勤してきました。
午前は償却作業、午後は費用取り崩しに関する起票や為替による差金処理をしました。
償却作業なんですが、実際に減価償却費を確定させて実行する前に各自エクセルで計算して数字が合っているか確かめることになっています。
処理方法は簿記2級でも出たとおり、定額法や定率法があり、手順に従って今期計上額を求めることになります。
例えばその1年分の減価償却費を求める場合、
・定額法…(取得原価-残存価額)/耐用年数
・定率法…(取得原価-期首減価償却累計額)*償却率
という式を使います。
自分の引き継いだエクセルだと多少計算式が違いますが。
今日担当分すべての償却表の更新が終わりました。
ただ、どうも定率法で処理するいくつかの資産において計上額が会計ソフトの実行前数字と合わない…。
上司に聞いたところ、もしかしたら改定償却率が絡んでくることが判明しました。(これで解決できるかは分かりませんが)
・改定償却率
定率法で計算していく場合いつまでたっても帳簿価額が0円とならない
→あるタイミングで期首帳簿価額を残存耐用年数で割るといった均等償却に切り替える。
均等償却とは改定償却率を用いた償却のこと
そしてこのタイミングとは通常の償却率で計算した減価償却費が償却補償額(=取得原価*保証率)を下回った時。
簿記2級の勉強をしていた時確かに少し触れた記憶あったような…。
ただ問題には出題されず、参考程度でしか登場しませんでしたが。
通常の償却率で求めた償却費<償却補償額、となったタイミングですね。
そうなった場合、【改定取得原価】*改定償却率で償却費を計算します。
※改定取得原価…そのタイミングが来た会計期間の期首帳簿価額
例えば
(問)決算において、4年前(当期首より3年前)に取得した備品(取得原価3,000円、減価償却累計額2,352円)について200%定率法(耐用年数は5年、残存価額は0円、償却率は0.4、保証率は0.10800、改定償却率は0.500)によって減価償却を行う。記帳方法は間接法。
①通常の償却率で求めた償却費:
(3,000-2,352)*0.4=259.2
②償却補償額:
3,000*0.108=324
①<②より、均等償却適用となり
(3,000-2,352)*0.5=324
仕訳:
減価償却費324/備品減価償却累計額234
今やってる仕事は四半期ごとの計上作業であり、またここから日割で計算することになりそうです。
明日はこの改定償却率をも考慮にいれて仕上げてみようと思います。
(しかし保証率やら改定償却率は資料のどこを見れば判明するんだ…)
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