卒煙シリーズ
第3回目:2つの依存②「心理的依存」
タバコをやめられない原因その1が
前回の記事「卒煙まとめ②:2つの依存①「身体的依存」」で申し上げた通り
ニコチン中毒によるものでした。
2つの依存の二つ目「心理的依存」
【タバコに対する無意識的な考え方・誤解】です。
「タバコを吸うとすっきりして仕事がはかどる」
「仕事がひと段落、タバコを吸ってリラックス」
「飲み会で吸うタバコはうまい」
「ラーメンのあとのタバコはうまい」
こういうたぐいです。
これらは突き詰めれば喫煙者にしかわからない感覚です。
確かに喫煙してたころは、何かことがあるたびにタバコを咥えてました。
喫煙が習慣化すると、タバコに対してポジティブなイメージを場面とセットで脳に刻み込まれます。
→結果その場面でタバコを吸うことにネガティブな感情は無意識に除外されることになります。
だいたいタバコを吸うときは「こういうとき」って決まっていると思います。
自分なら、
・喫茶店でコーヒーとともに
・居酒屋でお酒とともに
はたまた
・仕事の合間の時間
・仕事終わったあと
・待ち合わせ前の時間つぶし
など
セットとして喫煙することにより、習慣化すると
身体的依存によりやめられなくなると同時に
それを別に大したことでないというタバコに対する過小評価を
無意識にしてしまってるのです。
実感しているその効果(シャキッとする等)はもちろん誤解によるものですが
通常の喫煙習慣からは喫煙者は気が付きにくいのもやっかいなことです。
なので禁煙しているときの失敗の原因の一番は
身体的依存によるストレス等に加え
「喫煙所に来ると吸いたくなる」
「喫煙友達といるとき」
「食後」
という身近な場面に身をおいたときです。
自分は職場の休憩室に喫煙所があるため、
休憩するたびに当たり前のようにすーと喫煙所でまず一服してました。
また
ニコチンによる禁断症状が抜けても
喫煙してたころのポジティブなイメージが浮かんでしまって
「一本だけなら」となりうるのが心理的依存の怖いところです。
身体的依存は数週間~で治まるのに対し
心理的依存は半永久的に治らないみたいです。
喫煙者はタバコに対するポジティブなイメージが今後人生につきまとって治らないということです。
他の禁煙している人のブログでも
「数年たってもたまに吸いたいなと思うことがある」と書かれたりしているのは
この心理的依存の名残なのではないでしょうか。
説明がへたくそかもしれませんが、これがタバコの心理的依存です。
喫煙するとこの2つの依存が生じますが、
タバコをやめるにはこの2つの依存と向き合い、克服する必要があります。
心理的依存に対しても和らげることは可能と自分は考えてます。
ということで卒煙方法について
1、心理的依存の克服
・行動変容
・禁断症状の対処法
2、身体的依存
・補助薬・禁煙外来について
と大テーマ2つ計4記事を予定します。
次回のテーマは「心理的依存の克服①「行動変容」です。
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