卒煙まとめ②:2つの依存①「身体的依存」

日記・雑記

卒煙シリーズ

第2回目:2つの依存①「身体的依存」

タバコやめたいと思ってもやめられない。

そういったタバコの依存について、2つの依存性に分けて考えることが出来ます。

まず、普通になぜやめられないか。

その原因は何かと考えたときに思いつくのが

「ニコチン依存症」

「タバコを吸ってニコチンを摂取することで気分が落ち着くが時間が経つとニコチンが切れて落ち着かなくなる」

喫煙してたときはこのような認識でした。

2つの依存の一つ目「身体的依存(ニコチン依存症)」

ニコチン自体は発がん性はありません。

発がん性が問題となるのは「タール」です。

吸うとフィルターが茶色くなるなど粘着性のあるもので「ヤニ」とも呼ばれます。

ニコチンは、神経系に対して毒性があります。

興奮作用、血管収縮、心拍数増加。

興奮作用というのが単純に言えば「スッキリ」「やる気が出てきた」という反応です。

「やる気が出る」までの仕組みです。

まずタバコを吸ったときニコチンは約7秒という驚異的なスピードで脳内に到達します。

脳内で情報伝達するには神経細胞というのがあり、神経細胞からタンパク質の受容体に神経伝達物質が結合することで新たな物質が分泌されるという神秘的な仕組みをしてます。その結合部分の構造をシナプスと呼びます(名前は聞いたことありました)。

ざっくり言いますが、ニコチンはアセチルコリンに取って代わりアセチルコリン受容体(ニコチン性アセチルコリン受容体)に結合して強制的にドパミンを分泌させる役割をもってます。

ドパミンは興奮・快楽を司る神経伝達物質であるため、タバコを吸うと「スッキリ」する等感じます。

ニコチンは吸収が早いとともに消失も早く、30分もすればまたニコチンを渇望するようになります。

イライラしたり落ち着かなくなったりします。

そしてそれを解消しようといつの間にもう一本を吸い始めます。

こうして次第にニコチンを求めることが多くなります。

タバコも麻薬といわれるゆえんですね。

またニコチンを摂取する生活を繰り返すうちに本来受容体に結合すべき神経伝達物質「アセチルコリン」が分泌されなくなります。

アセチルコリンはドパミンと同じく興奮を作用する物質で「覚醒」や「認知行動」を司ります。

なので禁煙はじめたとたん、ニコチンで補ってた分アセチルコリン受容体に結合すべきアセチルコリンが分泌されなくなるため

「眠気」を感じるようになるのです。

ネットで調べた情報をまとめたものなので化学的に正確ではないかもしれませんが、以上が身体的依存「ニコチン依存」の仕組みです。

しかしタバコを止めるのに身体的依存は長引くもので無く、一度ニコチン依存のピークが過ぎれば簡単に神経系機能が正常化しニコチン依存から脱却できるみたいです。

どちらかといえば喫煙者にとってきついのが次の「心理的依存」です。

禁煙始めたい人は「ニコチン依存」ではなくむしろ表立ってないこの「心理的依存」の存在に気づいて克服する必要があります。

(個人的には心理的依存も含めてニコチン依存と一般的解釈してほしいというのはありますが)

次回のテーマは「心理的依存」です。

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